周波数の計算と展開

Wireless Workbenchでデバイスの互換周波数を計算します。

周波数計算は、デバイスの数と環境に基づいた必要性に応じて複雑なものにもシンプルなものにもなります。周波数計算の基本的なステップを以下に示します。また、以下のトピックでは、計算を強固にするために実行できる複雑な方法についても詳述しています。

ステップ1:コーディネーションの周波数を追加する

計算を設定するには、コーディネーションワークスペースで使用する周波数をインベントリから選択します。インベントリにまだ含まれていないデバイスの周波数を手動でリクエストすることもできます。

  1. [周波数のコーディネーション]タブを開きます。
  2. [周波数追加]タブの中で、[インベントリーから周波数を選択]を選択します。
  3. コーディネーションワークスペースで使用する周波数を選択します。
  4. [周波数追加]タブのドロップダウンメニューを使用して、まだインベントリとして追加していない機器の周波数をリクエストします。

ステップ2:周波数の計算

Wireless Workbenchを使用して、デバイスの互換プライマリー周波数およびバックアップ周波数を計算します。この計算では、両立性を確認しシステム間の干渉を回避するためにコーディネーションに追加したデータが考慮されます。

コーディネーションワークスペースに周波数を追加したら、[Calculate]を選択して、互換性のないエントリーのための新しい周波数を探します。周波数を計算すると、周波数が分析され、互換性があるかどうかが判断されます。互換性のある周波数はインベントリに割り当て、展開できます。

ステップ3:周波数の割当てと展開

互換性のある周波数ソリューションは、インベントリ内のデバイスに割り当てられ、展開されます。これは、あらゆるネットワーク接続されたコンポーネントに周波数値を直接設定します。サードパーティまたは非ネットワーク接続システムは手動で構成しなければなりません。すべての周波数の割当ては、実際の展開前に検査と修正が可能です。

  1. [アサインと割り当て]を選択します。
  2. 周波数の割り当てをプレビューします。
    • Rank]列は、RFノイズレベルに基づいて、周波数をスコア付けします。3スター周波数が最高品質です。1スター周波数も良好ですが、別の周波数やTVチャンネルに近い場合があります。
    • 別の周波数に割当てるには、それらのチャンネルをドラッグ&ドロップします。
  3. [割り当て先]コラムをダブルクリックして、各RFゾーンの周波数リストの送信先を選択します。Wireless Workbench (「WWB」と表示されます)またはスペクトラムマネージャー( スペクトラムマネージャー用のデバイスIDとして表示されます)のいずれかによって、このリストをホストすることができます。
  4. 選択したゾーンのみ、またはすべてのゾーンへの周波数の割り当てを選択して、目的の場所に周波数リストを作成します。